私には「センパイ」と呼んでいる方がいます。
とても足が速い方で、フルマラソンは2時間38分、5000mは16分台、年齢別全日本マラソンランキングは20位になるほどの、この地域では絶対王者的存在です。
少し年上で、同じランニングクラブに所属していて、キャプテンみたいだから「センパイ」。
40過ぎのオバサンからセンパイ呼ばわりされて、さぞかし居心地が悪いだろうと想像します笑
熊本出身のその方は、今回の豪雨で地元が大変な被害を受け、心苦しい辛い気持ちでいます。
地元愛の強い方だからこそ、直接手助けできない状況にいてもたってもいられない心境なのかなと思います。
昨日、次男と帰宅途中に、そのセンパイが雨の中走っている姿を見かけました。挨拶を少し。走れている姿を見て安心しました。
きっとそのセンパイも、どんな状況でも、走っている場合かと自分につっこみを入れながら、走ると思います。
けど私はそれでいいと思うのです。
私たちは社会において歯車のひとつです。自分は同じところをくるくる回っているだけでも、歯車と歯車が噛み合って、どこか遠くの大きな歯車を動かすことができます。
噛み合っていないといけないし、歯がひとつでも欠けてはいけない。
離れていても、動いていれば、遠くの誰かの気持ちを動かすことができる、そう思います。だから動き続けることに意味がある。
鉄ヲタクの私たち家族は昨年夏、鉄道で九州を一周しました。
くまもん、また会いにいくよ😊
「センパイ、ファイトです!」